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はじめに。このブログについて

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はじめまして、ブログの管理人ショウコちゃんと申します。

このブログは、34歳で自死を選んだ私の親友チヒロ(仮名)のことと、彼女の死を止めることができなかったという自責の念で約10年間過ごしてきた私にとって、棚卸しをするためのブログです。

パニック障害やうつ病、精神医療についても書いていく予定です。

親友との思い出エピソードや、この10年で私が知った日本の精神医療や医療の闇等、くどい内容も多くなるかと思いますが、ひとつひとつを丁寧に書いていく予定なのでよかったらゆっくりお茶でも飲みながら読んでみてください。

目次

私とチヒロの出逢い

私とチヒロは同じ高校に通っていました。

高1で出会った時は、共通の友達を通して挨拶する程度だったんですが、チヒロは入学当初から同級生と比べて大人っぽくて、先生も一目置くような独特の雰囲気がある目立つタイプの人でした。(ちなみに女子校です)

高校2年になってから、今となってはなにがきっかけだったかは思い出せないけれど、波長があったのかなんなのか、一気に距離が縮まって仲良くなりました。

それからというものの、高校2年と3年の頃はクラスは違うのにほとんどの時間を一緒に過ごしていました。

お互いの彼氏と一緒にダブルデートしたり、学校サボってカラオケ行ったり、ドライブ行ったり、週末はクラブに行ったり(もう時効なのでいいですよね)、楽しいことも、親にバレたら怒られるような悪いことも一緒にやって、私の高校時代の思い出の大部分にチヒロがいました。

私達は真逆の性格なのに、彼女は私のことを誰よりも理解してくれている、友であり悪友であり、喜びも痛みも分け合うような、私にとっては二卵性の姉みたいな存在でした。

その親友チヒロが、34歳のときに自ら命を絶ちました。

今になっても、自死した本当の理由も、真実もわかりません。

でも、彼女は亡くなるまでの約12年間、パニック障害やうつ病の精神疾患の診断を受けて投薬治療をしていました。

今改めて振り返って考えてみると、彼女が自死に至るのに「向精神薬の影響」と「人間関係」が大きく影響していたことは間違い無いと思っています。

すでに亡くなっている故人のことを、家族でもないイチ友達の私が書くことに抵抗が無いと言えば嘘になります。わかったつもりになって、私の勝手な妄想で彼女のことを書くことは失礼なのかもしれません。

でも、チヒロは私が何かを始めるときにいつでも応援してくれていたので、私がこのブログを書くことに対しても、きっと応援してくれると思っています。

※ご家族にも了承を得ています。

ブログを書く理由

親友が亡くなったいま、残された私にできることは

「彼女の生きた証を残すこと」
「彼女の経験を無駄にしないこと」


だと思っています。

人は二度死ぬという有名な言葉がありますが、「一度目は肉体が滅びたとき」で、「二度目は人に忘れられたとき」なんだそうです。

この言葉を知ったときに、親友チヒロの肉体はこの世から消えたけれど、彼女がいつもどこかで見ていて私に語りかけてくれている間は、私の中ではまだ生きていることになると確信しました。

彼女を助けられなかった自分への都合良い解釈かもしれないけれど、亡くなった人が生き返ることは無い。

死んでしまったら取り返しがつかないからこそ、彼女を通して感じたこと、知ったこと、気付かされたこと、後悔したことを世の中に広めることが私の役割だと思ってブログをはじめました。

とくに多くの人が苦しむ要因になっているはずの

日本のおかしな精神医療
向精神薬の怖さ
人間関係の大切さと脆(もろ)さ

について、精神疾患について調べていくうちに同じような境遇で同じように自死の道を選ぶ人の多さを知りました。

チヒロと同じように苦しんでいる人がいったい日本に何人いるんだろう。

日本の自殺者数は毎年3万人と言われていますが、そんなのは氷山の一角で、たくさんの人が闘病の末に自死を選んでいると思います。中には、不審死としてカウントされている人もたくさんいらっしゃいます。

※自死であっても遺書がないと不審死扱いされる場合があります。

このブログを通して、どうして私は彼女を救えなかったのか、どうすれば助けることができたのか、彼女にとってのターニングポイントはどこだったのか、彼女を苦しめていた精神医療はいったい何なのか等、私が自問自答するような内容のブログになります。

冒頭にも書きましたが、私にとっての棚卸しのようなブログなので、内容が重複していたり、ときにはくどい言い回しをしていたりしますが、そこのところは温かい目で見守っていただけたら嬉しいです。

彼女と同じように闘病で苦しんでいる人や、自殺を考えている人、大切な人の自死で残された家族の方などが私と同じような後悔をしないための一助となれると信じています。

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